東北中学校選抜野球大会が3月16日と17日、宮城県仙台市のシェルコムせんだいで行われました。グラウンドでは中学球児たちがハツラツとした全力プレーで白球を追いかけ、詰めかけた観客や保護者らの声援が熱戦に華を添えました。
6年ぶりの優勝を目指す岩手県選抜は初戦で能代山本クラブ(秋田)と対戦。試合は4番村上朝飛や1番中屋敷俊介のタイムリースリーベースなどで大きくリードすると、エース板垣ら投手陣が小刻みな継投で相手をシャットアウトして初戦コールド突破。続く準決勝では仙台地区選抜と対戦。4番村上朝飛のランニングホームランなどで4点を挙げると、守っては6人の投手による継投で0封し決勝へ駒を進めます。
そして決勝では昨年苦杯を喫したいわき松風クラブ(福島)と激突。試合は両チームとも譲らず白熱の展開に。岩手は3回裏に簗田皐汰のタイムリーで髙橋颯政がホームを踏むと、5回裏にはヒットで出塁した髙橋颯政がけん制悪送球の間に一気に三塁まで進みその後バッテリーミスで再び生還。そしてわずか2点のリードを板垣雅稀と多田光希、菅原遼慎と伊藤龍哉の継投で守り抜いてゲームセット!
岩手県選抜がみごと6年ぶり6度目の優勝!攻守がかみ合ったチームは全試合無失点で頂点まで駆け上がりました!