【1年生大会】秋を締めくくる記念大会の熱戦で幕開け　3連覇を目指す花巻東はコールド発進　岩手 - 高校野球

いよいよ岩手の高校野球を締めくくる1年生県大会が開幕！

3連覇を目指す花巻東では注目の好投手・金野快投手が背番号11でベンチ入り。また一関学院では大下投手、専大北上では秋山投手がエースナンバー。今季躍動した1年生たちが名を連ねる盛岡誠桜や久慈、選手12人で挑む大船渡、新戦力の台頭も注目の盛岡大附も楽しみ！

開幕した29日はきたぎんボールパークと雫石町営野球場で1回戦計4試合が行われました。

雫石町営野球場では大会3連覇を目指す花巻東に水沢が挑みました。花巻東が注目の金野快投手、水沢は昆野投手が先発マウンドへ。試合は花巻東が2回に金野のタイムリーツーベースで先制すると、3回にも上野のタイムリーで追加点を挙げ2点のリードを奪います。その後は水沢の昆野投手が緩急をつけたピッチングで以降追加点を許さず。素晴らしい粘りの投球をみせます。

その後、水沢は7回から継投策へ。1点を失ったもののその直後の8回表には二死から菅野のツーベースと千葉哲の鮮やかなセンター前タイムリーで1点を返し2点差に。水沢の3・4番コンビが意地をみせます。

しかし反撃もここまで。8回裏に水沢投手陣の制球が乱れて7者連続の四死球で4点を失い、最後は花巻東の主将・中村がライトへ満塁ホームランを放ち、ここでコールドゲームが成立。花巻東がコールド勝ちで準決勝へ駒を進めました。

きたぎんボールパークでは一関学院と初出場の盛岡誠桜が激突。試合は互いに1点ずつ取り合いむかえた3回表、誠桜が藤田のスリーベースから犠牲フライで1点を勝ち越すと、5回表にはまたも藤田のヒットから盗塁を絡めて得点圏にランナーを進めて今がタイムリー。誠桜が3対1と試合を優位に進めます。

東北大会メンバーが名を連ねる一関学院は2点を追いかける7回裏、一死3塁から犠牲フライで1点差に詰め寄ると、さらに代打の伊勢から1番黒澤、四球を挟んで3番古川と4番伊藤の4連打で一気に逆転に成功。4対3とリードを奪います。

追いかける側となった誠桜は追い詰められた9回表、守備の乱れで一死2塁の一打同点の場面をむかえます。そして二死となり、むかえた今が起死回生の同点タイムリーを放ち試合を振り出しに戻します。

そしてタイブレークへ。10回表を無失点でしのいだ学院はその裏、無死1・2塁から絶妙なバントが内野安打となり無死満塁。後続が三振に倒れて一死となるも、ここで打席に立った代打の小岩が右中間へ会心の一打を放ち三塁走者がサヨナラのホームを踏みゲームセット。

一関学院が準決勝進出。敗れた盛岡誠桜も打ち負けない素晴らしい戦いぶりでした。ナイスゲーム！

10月29日の試合結果