【秋季大会】県勢3校奮戦も初戦突破ならず 来春センバツ遠のく - 秋季東北地区高校野球大会

第75回秋季東北地区高校野球大会の第2日目は花巻東、専大北上、盛岡大附の岩手県勢3校が登場しました。

第1代表の花巻東は山形第2代表の鶴岡東との初戦に臨みました。練習試合もよく組まれる間柄の両校。試合は花巻東が4番千葉柚樹選手の2ランホームランで一時リードを奪うも守り切れず、投手5人による継投策をとるも制球が乱れ計8四死球でさらに集中打も浴びて被安打11の8失点。秋連覇への道は初戦で途絶えました。

第2代表の専大北上は第1代表の山形中央と対戦。先発の板垣翼投手が相手打線を9回1安打に封じ、課題だった守備も無失策。しかし唯一許した安打が山形中央の注目選手、武田選手の2ランホームランでそれが決勝点に。また県大会では無失点の好投手でもある武田選手を相手に専大北上打線は6安打を放ち好機を作るものの最後まで攻略することができず内野ゴロの間に1点を奪ったのみ。4年ぶりの舞台となった専大北上は1発に泣き初戦の壁に跳ね返されました。

第3代表の盛岡大附は前回大会と同じく学法石川との顔合わせ。互いに得点を挙げながら2対2の同点でむかえた終盤の7回、学法石川に失策や四球で4点を勝ち越されます。それでも盛岡大附は着実に追い上げをみせ、4対7となった9回裏には1点を返しなおも一打サヨナラの機運も高まる満塁の場面を演出します。しかし反撃及ばず後続を断たれゲームセット。惜しくも2年連続の初戦突破には届きませんでした。

県勢が揃って白星を挙げられなかったのは2001年以来21年ぶり。強豪との真剣勝負は貴重な経験。その敗戦の悔しさとともに飛躍の糧にしてほしいところ。

花巻東は4番に座る千葉柚樹選手が3安打2打点1本塁打でその打棒を発揮。専大北上は県大会でエースナンバーを背負っていた板垣翼投手が1安打完投し、辻野翔空主将らが戻ってきた守備陣は東北大会の舞台でノーエラーの堂々とした戦いぶり。盛岡大附は突き放されても心折れることなく最後まで食らいつき粘り強く戦い抜きました。

来春は新球場の幕開け。岩手の高校球児たちの活躍を期待しています!

岩手県勢の試合結果

2回戦 @荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた
___ 一二三 四五六 七八九 計
鶴岡東 010 130 300 8
花巻東 012 000 000 3
[鶴] 櫻井-大安
[花] 葛西、阿部、中屋敷、熊谷、北條-久慈
本塁打:千葉(花)
二塁打:高橋(鶴)
2回戦 @荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた
____ 一二三 四五六 七八九 計
山形中央 002 000 000 2
専大北上 000 010 000 1
[山] 武田-戸村
[専] 板垣-近藤
本塁打:武田(山)
二塁打:千田、齊藤(専)
2回戦 @きらやかスタジアム
____ 一二三 四五六 七八九 計
学法石川 001 001 401 7
盛岡大附 011 000 111 5
[学] 三上、伊藤奨、國分-内田
[盛] 竹ケ原 橋本 石井-小林陸
三塁打:松山(学) 小林陸(盛)
二塁打:粕谷(盛)

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