10月28日から一関運動公園野球場で「第33回秋季東北地区高等学校軟式野球大会」が開催されました。

当初は宮城県開催でしたが、第74回秋季東北地区高等学校野球大会の会場等変更にともない岩手県開催となりました。また出場校については、各県優勝校に加えて主管県1校を加えた7校の予定となっていましたが、福島県からの出場がないため今大会に限り会場県の岩手から1校を追加し7校で頂点を争うことになりました。

 

県大会で準優勝を飾り、1990年以来31年ぶりに大会へ臨んだ盛岡一は泉(宮城)と対戦。初回に4点を失うものの粘り強く戦い、7回コールドで敗れはしましたが、得点機にむかえた糠森にタイムリーも飛び出し待望の1点を挙げました。久しぶりの東北大会は今後の成長の糧となる試練の舞台となりました。

 

前回王者として臨む専大北上は1回戦で10対1の快勝を飾った仙台育英と準決勝で対戦。春夏の対戦ではいずれも仙台育英が勝利しており、専大北上にとっては雪辱を期す一戦に。

そして試合は専大北上が懸田の先制打でリードを奪うとその後もスクイズなどで着実に加点。守っては大黒柱の1年生エース岡本が強豪相手に2安打完封の快投をみせ、4対0で2連敗した借りを返す勝利を飾りました。

 

決勝は専大北上と秋田の顔合わせに。試合は初回に先制を許し1点を追いかける専大北上が3回、ヒットと盗塁に四球などを絡めて2アウト三塁二塁のチャンスを作り4番照井の2点タイムリーで逆転に成功します。

しかし強豪秋田が反撃。連続四球と進塁打で2アウト三塁二塁のピンチをむかえると3番佐藤がセンターへ逆転となる2点タイムリーを許し、再び専北が1点を追いかける展開となります。

早く追いつきたい専北でしたが、4回以降立ち直った秋田エース和田の前に打線が沈黙。9回に髙橋が3回の攻撃以来となるヒットを放ち反撃の狼煙をあげるもホームベースは遠くゲームセット。

 

秋田が18年ぶり3回目となる秋東北の頂点へ。連覇を目指した専大北上は春に続いて堂々の準優勝を飾りました。

第33回秋季東北地区高等学校軟式野球大会

大会成績

優 勝:秋田(18年ぶり3度目)

準優勝:専大北上

勝ち上がり表

岩手県勢の試合結果

1回戦 @一関運動公園野球場
     一二三 四五六 七八九 計
盛岡一  000 001 0   1
    400 023 Ⅹ   9
(7回コールド)
[盛] 坂本、廣田-千葉
[泉] 八巻、熊谷-金澤
二塁打:畠山

準決勝 @一関運動公園野球場
     一二三 四五六 七八九 計
仙台育英 000 000 000 0
専大北上00 110 10Ⅹ 4
[仙] 吉野莉、佐々木-吉野未
[専] 岡本-髙橋
三塁打:照井(専)
二塁打:濱須(仙)

決勝 @一関運動公園野球場
     一二三 四五六 七八九 計
専大北上 002 000 000 2
 秋田  100 020 01Ⅹ 4
[専] 岡本-髙橋
[秋] 和田-長谷川
三塁打:和田(秋)
二塁打:最上(秋)
秋田が18年ぶり3度目の優勝

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