【球場へ行こう】岩手県営野球場 県民に愛される古き良き球場

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岩手の球場といえばやはり岩手県営野球場。

1970年の岩手国体に合わせて建設され、

それから半世紀の間、数多くの熱戦をみつめてきました。

現在、プロの舞台で活躍している選手たちもプレー。

大谷翔平と佐々木朗希は高校野球公式戦最速となる160㎞/hを計測!

まさに「160㎞/hの聖地」ともいえる球場です。

数字で見る岩手県営野球場

 

完成:1970年4月30日

両翼:091.5m 中堅:122.0m
本塁後方:21.77m
球場面積:13,677㎡
〔内野(クレー)…3,398㎡、外野(芝生)…10,279㎡〕
収容人数:25,000人
〔メイン…3,400人、内野…9,062人、外野…12,538人〕

 

現在では少し小さく感じるスケールかも知れません。

しかし巨人などの本拠地だった後楽園球場は両翼90mで中堅120m。

当時の甲子園球場は両翼91mに中堅119mでしたから、

県営は全国の名だたる球場と比べても遜色のない広さでした。

また完成当初はスコアボードは電動式、記録室やアナウンス室など一通りの設備も完備され、

東北地方を代表する球場として誕生しました。

ちなみにプロ野球公式戦の初開催は1970年7月4日、ヤクルトと大洋の一戦。

その後、あのイチローや松坂も県営で雄姿を披露。

震災後の2012年にはオールスターゲームも開催されました。

産声上げた岩手県営野球場

 

さかのぼること昭和45年に行われた記念すべき初めての試合。

それは盛岡一と盛岡工による落成記念試合でした。

両校の応援席では合わせて約二千人の応援団による熱い応援合戦。

そして試合は詰め掛けた多くの観客を魅了する打撃戦に。

五月晴れの日曜日。

ここから岩手県営野球場と高校野球のドラマが始まりました。

【落成記念試合】
チーム 123 456 789 計
盛岡工 215 001 003 12
盛岡一 117 001 000 10

愛され続ける岩手県営野球場

 

 

岩手の野球とともに歩み続けてきた私たちの県営。

緑のシートもところどころ色褪せ、壁を見ればあちこちにひび割れ。

それでも愛され続けているホームグラウンド。

正面に施された大きな県章に打ちっぱなしのコンクリート。

その美しさも感じるノスタルジックな外観に誰もが「県営に来た」と感じることでしょう。

電光掲示板やスピードガンも設置された味わいのあるスコアボードは好ゲームを演出。

スプリンクラーではなく消防用ホースで散水するのはグラウンド整備のこだわり。

夏はソウルフードの福田パンや絶品のうな竹のお弁当を堪能しながら観戦できるのも自慢のひとつ。

魅力満載の岩手県営野球場です。

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